The World’s Fastest Manufacturing

世界最速ものづくり

〜コンマの一秒の世界を縮めるために〜
The World’s Fastest Manufacturing

世界最速ものづくり

〜コンマの一秒の世界を縮めるために〜
Historical Context

時代背景

長きにわたり情報化社会を牽引してきた情報通信機器。その機器の、言わば心臓部の役割を果たすコンデンサや変成器。私たちディ-ワンは、常に求められるコンデンサや変成器の機能を支え高める、コンデンサ用のアルミケースや変成器用シールドケースを提供してまいりました。

さらに時代は本格的な高度情報通信ネットワーク社会へと進み、もはや人の生活は電子制御された機器なしでは語れない時代となり、一つひとつの部品にさらなる高い安全性と確実性が求められております。

私たちはたゆまぬ企業努力とあくなき追及で、これまでに築いた確かな技術力と世界最高水準の生産システムを駆使し、また次の時代への安全な発展をサポートしていく所存です。

The World’s Fastest Manufacturing

世界最速ものづくり

〜コンマ一秒の世界を縮めるために〜

ディーワンの世界最速ものづくりは、「シンプルな管理体制」、「シンプルな生産体制」、そして「高い開発力」という総合的な強さで支えられています。中でも製造ラインの速さは、突き詰めると『材料の供給がしやすい』と『金型の取り換えがしやすい』、『各工程間の連結がスムーズ』の3つがカギです。これらを実現した、ディーワンの二つの代表的な独自開発をご紹介します。

Unique Technology

唯一無二の技術

私たちは独自のインパクトプレス加工(金型技術の開発と後加工技術を組み合わせる製法)を強みとしています。インパクトプレス加工(IMPACTEXTRUSION)=衝撃押出し加工により、アルミニウム・アルミ合金等の個片材料を瞬時に(1ストロ−ク)成型する加工することが可能、この技術の応用により、圧倒的なコスト力とユニークな機能を持つアルミ商品をご提供できます。

縦型を横型に。

〜安全プレスの開発〜

創業時、日本のプレス(金属材料に凹凸の金型で圧をかけ成型する機械)は縦型が主流でした。

当時はピンクラッチ方式(駆動部分のクラッチの構造がピン型)だったため、意図せずアームが降りてきてしまうという危険があり、常に現場は安全面での不安と隣り合わせでありました。また金型アームが上下に動くため、上から下へ降りる時は良くても、もとの位置に戻る際には必ず重力を受け、その都度装置にアンバランスな負荷がかかって機械のトラブルや劣化を引き起こしていました。また材料(アルミ)はおのずと側面からの出し入れとなるため、機械の動作確認も作業者が横からのぞき込まねばならず、安全面からも正確性からも人に負担がかかるという点も問題でした。これらの縦型の問題を打破したいという思いで、創業者は考えあぐねた結果、「ならば倒してみようか。」と、90 度反転させた機械の設計·開発に着手。試行錯誤を繰り返す中、ドイツのある横型機械を参考にすることで開発は加速しました。そして遂に完成、誕生したのが、その後のディーワンの成功のカギとなる横型プレスです。

材料は重力に任せて上から投入、完成品となって下から自然に落ちてきます。機械は上下運動ではなく左右運動となるため、アームへのアンバランスな負荷もなくなりました。また、機械の経年劣化を極力抑えられるようになっただけでなく、金型の取り換えも同様に容易になったのです。さらに金型自体にも工夫をしました。例えば金型を固定するねじの規格を統一し、入れ替え時の工具の取り分けにかかるロスをなくしました。その後も改善は進み、現在は、本体側を改良することで、ねじ自体が不要なソケット型へと進化をとげています。

Characteristics of Aluminum

アルミの特徴

魅力ある素材
資源が豊富、かつリサイクルがしやすい材料として、再度注目を浴びている素材となっています
軽い
アルミニウムの比重は2.7。鉄(7.8)や銅(8.9)と比べると約1/3。軽量化による性能向上が時代のニーズとなっているいま、多くのアルミニウムが使われています。また軽さを生かして、各種機械の高速回転部品や摺動部品の作動効率を高めたり、装置の大型化による重量増加を抑えるなど、さまざまな効果をもたらしています。
強い
アルミニウムは比強度(単位重量当りの強度)が大きく強いため、輸送機器や建築物などの構造材料として多く使用されています。純アルミニウムの引張強さはあまり大きくありませんが、これにマグネシウム、マンガン、銅、けい素、亜鉛などを添加して合金にしたり、圧延などの加工や、熱処理を施したりして、強度を高くすることができる金属です。
加工が容易
アルミニウムは塑性加工がしやすく、さまざまな形状に成形することが可能です。紙のように薄い箔や、複雑な形状の押出形材を容易に製造することができることから、きわめて広い用途で使用されています。
リサイクル性が高い
iMacのボディやキーボードやiPhoneにアルミニウムが採用された理由にもあるように、再生しやすく、かつ、再生の際に有害物質が出ないという性質は、いま、環境にも配慮した点でも選ばれるべき優れた素材であるといえます。
腐食しにくい
アルミニウムは、自身で酸化被膜を表面に出し、それ以上腐食が進まないよう身を守っています。経年で表面に白い粉が吹いたように見えるのが酸化被膜です。